好きなことしか好きじゃない。

~空気は読めない~

昆虫を見るのが好きだけど触れません。

昆虫を見つけると、じっと見るのが好きです。

住んでいるところでは、カブトムシやタマムシが、庭の木に遊びに来たりする環境で。コドモは虫が全然ダメで、義実家にカブトムシが遊びに来ても「へぇ・・・」みたいな反応で、もっと・・・こう・・・ワッフー!!!みたいな物が・・・欲しいんやで。

私が幼少の頃は、近所で昆虫採集をする子供でしたが、思春期を経て、虫に触る事は苦手になりました。

だけど、テレビの特集で昆虫の生態なんかを放送しているのを見るのが好きだったし、コドモがまだ小さい頃は昆虫図鑑や昆虫の絵本も借りては二人で並んで読んでおりました。

大人になって改めて図鑑を見たら、ずっと「ハチ」だと思っていた「オオスカシバ」が蛾の仲間だと知って驚愕したり、面白い巣を作るハチを知ったり、実際に触れる事は出来ないけれど、情報に触れ続けている。

実際、私の中で珍しい昆虫に出会ったら、嬉しくて写真をSNSにアップしたりもするけれど、世の中の多くの人は昆虫写真を見る事が苦手な人が多く、そうした行為は”配慮されるべき行動”で、「好きだ!!見て欲しい~!!」でアップしてはいけないという暗黙のルールがあるみたいで。

だけどそれは、私が関わった狭い世界の女の子たちのルールだった。狭い世界と縁が切れて、広い世界を覗いてみたら、もう、すっごいカッコいい昆虫の写真をバンバンアップしている虫好きの人たちがたくさん居て。

日本に居たら見ることが出来ない派手な柄だったり色だったりの珍しい昆虫写真に興奮している。

そして、メレ山メレ子さんの存在を知り、今「ときめき昆虫学」を読んでいる。

 

ときめき昆虫学

ときめき昆虫学

 

 楽しい・・・。

メレ山メレ子さん、ものすごい虫好きなのかと思ったら、私と同じように思春期に虫好き熱が一度引いた様子も書かれていて、丸山先生みたいに突き抜けた昆虫少年だったわけじゃないんだ~っていう親近感が・・・勝手に。

今後は、小鳥と昆虫の写真を撮影するべく、そういうカメラが欲しくて仕方ない私。スマホみたいに手軽にいつも持ち運んで「見つけた!!パシャリ!!」みたいなフォトライフをしたいなぁ・・・とぼんやりと。

私が好きなモノを嫌いと言う人が居て、私が嫌いなモノを好きと言う人が居て。
私は、自分の好きが周囲から受け入れられないと思って、「虫の写真とかアップして気持ち悪い!」とか言われても、「あぁ、苦手だったんだな。もうアップするのやめよう」と思って過ごして来たけれど、虫が好きな人たちが私の周りに居なかっただけで、ちょっと顔を上げれば世界はぐーんと広がった。

それが、リアルではなくてネットの世界だったとしても、私は自分の好きを「オカシイ」「気持ち悪い」と責められる現実よりも、ネットの方が居心地が良いと感じてしまう。

ネットがあって、ホントに良かったなぁ・・・。

 

去年、自宅の前の道に居た、タマムシ

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小学3年生の時に、椿の木の中に見つけたのが初めてのタマムシとの出逢い。
それから、全然目にしていなくて、図鑑とかでしか見ていなかったのに・・・こんな道路に・・・居るやないか・・?!

図鑑では「森の宝物」って書かれているタマムシを、こんなの無造作に道路で発見した時は感動してしまった。

改めて、色んな昆虫を見つけて写真に収めたいな。これからは、そういう事を素直に楽しめる人生を送ろうと思う。