好きなことしか好きじゃない。

~空気は読めない~

『自信のない部屋へようこそ』読了。

今週のお題「わたしの部屋」

ブログチャレンジの一つ、「今週のお題にチャレンジしよう」が、たまたま「わたしの部屋」だったのは、先ほどコチラの本⇊

 

 

自信のない部屋へようこそ

自信のない部屋へようこそ

 

 を読み終わった私にはうってつけのお題なんじゃないかなって。

私は幼少の頃、7人家族で団地3部屋に住んで居ました。
よって、「自分の部屋」は無かった。部屋どころか、一人になれる場所が無く、いつも家族の誰かを感じながら生活しておりました。

7人の生活を父一人が支えて居たので、もちろんド貧乏でしたし、母はその頃父の母親の介護と4人の子供の育児があったので働ける状態では無く。

おやつにパンの耳をかじったり、私の洋服は8つ、9つ上の姉のおさがりばっかりで、子供のくせに妙に年齢に合っていない洋服を来ていました。

私は、ずっとずっと洋服や部屋のカーテンやタオルなどは、自分の意志で何とか出来るものだという意識を持てなかったのです。

なので、結婚してもカーテンやテーブルなどが選べるようになっても、「使えればいい」「いただけるんであればそれで十分」みたいな気持ちでずっと生きて来ていました。

インテリアを揃えたり、雑貨を飾ったり・・・そういう意識が全く無いのです。

たとえそうであっても、せめて整理整頓が出来る子だったら、もっと雑然の中でも清潔感はあったろうに・・・私と言えば、掃除よりもネット、整理整頓よりもテレビを優先してしまうだらけた性格なものだから、家の中はいつも汚くて、誰かを呼べる・SNSに写真をあげられるような状態では無い・・・という人生をずっと歩いています。
(現在進行形)

ですが、そういう自分を、「嫌だ!!!変わりたい!!!」と思っている自分も居るのです。

ずっと、ずっと、オシャレで清潔で整理整頓が得意で丁寧に生きる女になりたい・・・と願いながら、【妖怪めんどう臭い】に骨の髄までしゃぶられ尽くしてだらしない人間なのです。

自分の今を嫌だと思いつつ、だけど変わることが出来ないこの状態で読んだこの本は、本当に本当に面白かった。雨宮まみさんの「こんな風に思う」に共感し、「わかるわかる!!!!!」「そうなんだよなぁ~」って何度も思った。

なのに、この本で紹介される雨宮まみさんの写真はとっても素敵で・・・(涙)

夫とコドモと家族3人、今のアパートで(無駄な)物にぎゅうぎゅうに押されて生活しています。もちろん自分の部屋もないし、本棚も。独身時代に買った本やCDは、ダンボールに入ったまま、押入れに入れてあります。

洋服ダンスもなく、ハンガーラックにぎゅうぎゅうに洋服がかけられ、重みで傾いた状態。そうなると奥の方の洋服を取り出すのが億劫で手前の3着ぐらいを何度も着回す生活。育てている植物は枯れかけている・・・。

何を捨てたらいいのか、それをどんな風に収納すればいいのか、全然分からなくて途方に暮れている毎日。「この家は疲れるな」と思いながら日々ネットやゲーム、読書などを優先させてしまう日々。

基本的にインドアで家で過ごす事が好きなのだから、家が一番居心地が良いように持って行きたい気持ちは、ある。

自信がないのは部屋だけではない。
ファッションセンスも、コミュニケーション能力も、気が利かないことも、料理が下手な事も、全部、全部、全部、自信がない。

引っ越せば、何か変わるのかな・・・。むしろ引っ越しぐらい大きな事が無いと変われないのかも?

今はそんな心境で静かに、汚い部屋で過ごしています。

雨宮まみさんが、この『自信のない部屋へようこそ』以降、どんな風に過ごしていくのかを、引き続き見ていたいなぁ、という気持ちでいっぱい。